乳腺炎で困りの方は大阪府高槻市のリメイク整体・整骨・鍼灸院へ

乳腺炎に対する鍼灸筋光線療法

乳腺炎

からだリメイク整骨院(三上隼平)

はじめに

乳腺炎は、母乳を作る役割を担う乳腺に炎症が生じる疾患です。原因としては、母乳が乳腺内にたまることで炎症を引き起こす「うっ滞性乳腺炎」と、細菌感染による「化膿性乳腺炎(かのうせいにゅうせんえん)」に大別されます。乳腺炎の発症要因には、乳房がブラジャー等で圧迫されることや、授乳頻度の不足、乳頭の傷、授乳の急な中断、赤ちゃんが母乳をうまく飲めていないことなどが挙げられます。

現病歴:母乳の詰まりとそれに伴う乳房の強い痛みと張り感

既往歴:育児による慢性的な寝不足や、抱っこに伴う首、背中、胸、脇の凝り、詰まり感および痛み。

治療内容

鍼治療:
3番1寸6分の鍼を用い、胸椎多裂筋、頸部頭半棘筋、脇を構成する大円筋、広背筋を中心に施術を行いました。

光線治療:
カーボン3001-4008を用い、足底、足の甲、膝、腰部、腹部に1号集光器を使用して各部位10分間、さらに脇に2号集光器を使用して10分間光線を照射しました。

症状の推移

初回治療により、背中と脇の凝りや詰まり感が約半減し、乳房の痛みや張り感も同様に軽減されました。その後、週2回の治療を4週間続けた結果、1カ月後には母乳の詰まり、乳房の強い痛みと張り感が約9割軽減しました。また、首、背中、脇、胸の痛みや苦しさも軽減が見られました。

治療を一度中断し、症状が安定した状態で経過観察を行いましたが、2カ月後に再び乳房の詰まりを感じて来院されました。同様の治療を週2回、4週間行ったところ、さらに症状が軽減しました。

考察とまとめ

乳腺炎の原因には多様な要因が絡みますが、その一つとして「乳管の詰まり」が考えられます。一般的には乳房のマッサージが行われることが多いですが、激しい痛みを伴うため悪化するリスクも否定できません。本症例では、全身の筋肉の硬直が血液循環不全と関係していると考え、首、背中、脇、胸の筋肉を緩めて循環を改善するアプローチを採用しました。その結果、全身症状の改善だけでなく、乳腺炎の症状も緩和されました。

このことから、乳腺炎は乳房自体の問題に限らず、全身の筋肉の血液循環不足が大きく関与している可能性が示唆されました。

鍼灸筋光線療法研究会

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