繰り返すグロインペイン症候群なら大阪高槻市のリメイク整体・整骨・鍼灸院へ

成長期サッカー選手におけるグロインペイン症候群への鍼灸筋光線療法

岡森徳大(おかもり整骨院)
 
症例報告

患者

10代男性、学生

現病歴

サッカーを行う中学3年生が、来院1ヶ月前からプレー中に左股関節の痛みを訴え、その後、疲労感や日常生活にも痛みが出現。近隣の整形外科を受診し、「群発性股関節痛」と診断され、「安静にして運動を中止するように」と指導されたが、症状の改善が見られず当院を受診した。

主訴
• 左股関節の屈曲制限
• 左鼠径部の運動時痛

初見

サッカーの動作(キック、ダッシュなど)で左鼠径部に痛みが出現し、満足なプレーができず、パフォーマンスの低下を訴えた。
運動検査では以下の所見を認めた:
• 左股関節屈曲制限が顕著
• 屈曲+内旋時に鼠径部に運動痛が強く出現
• 自動運動で股関節の屈曲および伸展の可動域が減少

施術内容
1. 鍼治療
• 大臀筋、中臀筋、腸腰筋に対して鍼治療を施行。
• 内転筋、ハムストリング、大腿四頭筋などの関連筋にも徒手療法を併用し筋緊張を緩和。
2. 光線療法
• 大腿前面、後面、腰部に光線を照射。

使用鍼:3~5番(寸6)
使用カーボン:3002、5000

グロインペイン症候群

経過
• 1回目:施術後に可動域の増大と運動時痛の軽減を確認。プレーを再開するも、インサイドキックやトーキック時の痛みは残存。
• 2回目:施術後のプレーにおいて、インサイドキック時の痛みが軽減。ただし、ロングキック時に痛みが発生。
• 3回目:キック時の痛みは軽減したが、スプリントやダッシュで鼠径部上部、上前腸骨棘内側に痛みが出現。
• 4回目以降:訴える症状が次第に軽減し、痛みが消失。パフォーマンスも向上。

施術の流れ

症状が出現した部位を治療し、異なる部位に痛みが出た場合はその都度アプローチを変更して治療を進めた。約1ヶ月間の通院で、ある程度のプレーが可能となったが、フルタイムでの出場にはさらに時間を要した。その後、1ヶ月ほどで満足のいくプレーが可能となったが、定期的なメンテナンスを継続中である。

まとめ

グロインペイン症候群(群発性股関節痛)は治りにくい疾患として認知されており、サッカーを続けて高いレベルを目指す中学生から高校生に多く見られる。また、成長期に伴う身長の伸びや筋肉の急速な発達、さらに練習量の増加が筋肉や骨に負担を与え、発症に繋がると考えられる。

鼠径部や大腿部付け根、恥骨付近に症状が現れる場合もあり、解剖学的知識や動作に基づいた関連筋の確認が重要である。本症例では、鍼灸および光線療法を組み合わせた筋肉への施術が、効果的な治療手段であることが示唆された。
鍼灸筋光線療法研究会

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