帯状疱疹後神経痛なら大阪高槻市のリメイク整体・整体・鍼灸院へ
帯状疱疹後神経痛における手首・指のしびれ改善への鍼灸筋光線療法の有用性
三上隼平(からだリメイク整骨院)
患者情報
患者: 60代女性
現病歴
2023年9月29日、大学病院にて腰椎椎間板ヘルニアと診断され、手術を勧められる。同時に、頸部、背部、肩甲骨、腕にかけての強い痛みを訴える。
10月4日、右手親指と人差し指に湿疹が発生。
10月5日、帯状疱疹と診断される。大学病院からペインクリニックを紹介され、痛み止めの内服薬および腕神経叢付近への局所麻酔注射を受ける。しかし、注射の効果を実感できない状態が続き、10月29日に当院を受診した。
既往歴
• 狭心症
• 腰椎椎間板ヘルニア
臨床所見
• 腰部・背部の脊柱起立筋および頸部筋の緊張が著しく高い状態であり、疼痛緩和肢位(筋収縮を避けた姿勢)を取る傾向が見られた。
• 腋窩および胸部近辺にも強い筋緊張が確認された。
施術内容
鍼治療
以下の部位に、3番、1寸6分の鍼を使用して施術を行った。
• 頚椎・胸椎の多裂筋
• 後頭下筋群
• 上腕三頭筋
• 長・短橈側手根伸筋
• 第一背側骨間筋(特に重点的に治療)
光線療法
カーボン3001-4008を使用し、以下の部位に各10分間照射を実施した。
• 足底、足の甲、腰部、背部、腹部
• 腋窩、腕の伸筋側、手背
症状の推移
• 第1回治療後: 頸部・背中の痛みが軽減。同時に手背のしびれが改善し、この段階でしびれは筋緊張からくるものと予測された。
• 第5回治療後: 頸部・背中の痛みがさらに改善。腕や手首を重点的に治療した結果、しびれが約50%軽減。
• 第10回治療後: 腕・手首・手背に加え、腋窩および胸部近辺を治療することで、しびれが約90%改善。
治療は週2回、各回30分間実施した。
考察
1. 筋運動学的観点からの分析
帯状疱疹は、水痘・帯状疱疹ウイルスによって引き起こされる疾患である。初感染時には水ぼうそうとして発症し、治癒後もウイルスは体内に潜伏し続ける。加齢や疲労により免疫力が低下すると、ウイルスが再活性化し帯状疱疹を発症する。
帯状疱疹後神経痛(PHN)は、ウイルスによる神経損傷の結果として生じ、神経の過剰興奮や痛覚過敏が原因とされている。本患者は、出産後の子育ておよびワンオペ状態での仕事を20年以上続け、慢性的な疲労とストレスが免疫力低下および全身の筋緊張を引き起こし、帯状疱疹に至ったと考えられる。
2. 鍼灸筋光線療法の効果
本症例では、全身の筋緊張および循環不全が免疫力低下を招き、帯状疱疹後の神経痛を引き起こしたと推測される。鍼灸筋光線療法により、以下の効果が得られたと考えられる。
1. 鍼治療: 多裂筋、後頭下筋群、上腕・前腕・手背への刺鍼が筋緊張を軽減。
2. 光線療法: 局所的な血流改善により神経修復を促進。
さらに、鍼治療と光線療法を同時に実施することで、相乗効果が得られた可能性が高い。
まとめ
帯状疱疹に対する医療機関の標準的なアプローチには、以下が含まれる。
• 抗ウイルス薬の処方
• 鎮痛薬や非ステロイド系抗炎症薬の使用
• 神経ブロック注射
• 外用薬の処方
これらの治療に異論はないが、本症例のように筋緊張や循環不全が関連する場合、鍼灸や光線療法を組み合わせたアプローチが有効であると考えられる。また、リウマチや膠原病などの疾患においても、血流改善による症状緩和が期待されるケースが存在するのではないかと推測される。
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