徒手治療

筋リメイク手技

(筋機能再構築療法)


当院では、手技療法の一つとして「MT-MPS(筋性疼痛症候に対する治療手技)」を採用しています。これは英語の「Manual Therapy for the Muscle Pain Syndrome」の頭文字を取った名称です。初めて耳にされる方も多いかと思いますが、MT-MPSは、一般的なもみほぐしやマッサージとは異なり、筋肉やその周囲の筋膜に生じる痛みを和らげるための専門的な治療手技療法です

日常生活やスポーツなどで筋肉に負担がかかると、筋肉が硬くなり血流が悪くなります。血流が滞ると、筋肉に必要な酸素や栄養が届きにくくなり、痛みやこりが生じやすくなります。MT-MPSでは、解剖学や生理学の知識に基づき、患者さんの体の状態を丁寧に検査し、特に硬くなった部分や異常のある筋肉を的確に見つけ出します。その後、筋リメイク手技(筋機能再構築療法)により硬くなった筋肉や筋膜に直接アプローチし、正常な状態に戻すことで痛みを軽減させます。

筋リメイク手技(筋機能再構築療法)

初診時は入念な検査を行い、施術方針を決定します。


① 入念な運動検査

① 入念な運動検査

初めてのご来院では、まずあなたの痛みや症状について詳しくお聞かせください。お悩みをしっかりと受け止め、最適な治療法をご提案するための大切な時間と考えています。

② エコー検査

② エコー検査

エコーは、レントゲンに映らない筋肉や軟部組織、靭帯の損傷を鮮明に観察できる装置です。微細な骨折やスポーツ障害の診断に非常に有効です。

③ 筋リメイク手技

③ 筋リメイク手技

検査結果をもとに筋肉や骨格の状態を確認しながら施術を進め、今後の鍼灸筋光線療法による治療方針と計画を相談しながら決定していきます。

大谷翔平選手も使用している「超音波画像観察装置」を導入しています

当院の超音波画像観察装置は、高精度のリアルタイム映像で筋肉や筋膜、靭帯、腱、軟骨、関節包などの状態を繊細に捉えることができます。従来の検査方法では見逃されがちな関節の腫れや血腫、さらには微細な骨折線まで鮮明に映し出せるのが大きな特徴です。特にカラードップラー機能は血流の変化を視覚化し、疲労骨折の早期発見や治癒過程の確認に役立っています。

この装置の導入により、野球肘、野球肩、足関節捻挫、疲労骨折、シンスプリント、オスグッド病などのスポーツ障害をより科学的かつ正確に診断でき、患者様に合った最適な治療計画を立てることが可能です。痛みの原因を可視化して示せるため、不安なく検査と治療を受けていただけるとともに、早期回復とスポーツ復帰のサポートに大きく貢献します。

画像の説明

筋リメイク手技で治療している症状

筋肉・骨・関節の不調や痛み

頚部・背部・腰部、肩・肘・手、股・膝・足の痛み

頭部・顔面・のどの痛みや違和感

頭痛・頭のふらつき・目のかすみや視力低下・目まい・歯の痛みや口内炎・ 嗄声・喉の痛みや痰の引っかかり

腹部の痛みや違和感

胃腸の不調・頻尿・漏尿・残尿・便秘など排泄に関する症状・生理痛

自律神経が関係する症状

めまい・動悸・手足の冷え・高血圧・倦怠感